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動物だって「心」が壊れる

1 :Hi everyone! ★@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:08:28.70 ID:???0.net

ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303861104579613534117137134
写真=精神的に苦しむのは人間だけでない
http://si.wsj.net/public/resources/images/RV-AN618_ANIMAL_GS_20140606154629.jpg

 わが家のバーニーズ・マウンテンドッグ「オリバー」が台所の窓のところにいるのを誰も見ていなかった。

 彼がエアコン装置を脇に押しやり、窓の網戸に穴を開けるには長い時間がかかったに違いない。夫と私は外出しており、ペットシッター
は帰った後だった。オリバーは自分がひとりぼっちだと気づいた時、パニックに陥り、逃げだそうとした。私たちが住宅の3階に住んで
いなければ、深刻な問題ではなかっただろう。オリバーは約17メートル下の地下に通じるコンクリート製の階段に落下。一命は取り留めた。

 オリバーには他にも問題があった。ハエを見ると食いつき、食べられないジップロック袋(保存ケースのブランド名)や手ぬぐいを食べ、
あたかも毛の生えたアペタイザー(前菜)であるかのようにダックスフントやテリエに近づいたり、何かに取りつかれたように自身の体を
ひどくなめ回して傷を作ったりした。

 2年後、私たちはカリフォルニアに旅行した際、オリバーをペットホテルに預けざるを得なかった。その頃には、オリバーを安全に保管
できる友人の家が皆無だったからだ。小さなパニックに陥って檻の戸の木板を食べようとした後、オリバーはひどい腹痛で倒れた。
診断結果は良くなかった。電話越しに、私たちは彼を安楽死させることを決意しなければならなかった。

 オリバーを失い気が動転したが、精神的に苦しむのが人間だけでないことを学んだ。心を持つ動物は皆、心を失う可能性があるのだ。
時にその引き金になるのは、酷使であり虐待であるのだが、必ずしもそうではない。動物の精神的な病の原因は、人間と同様、常に
はっきりしているわけではない。

 うつになったゴリラ、強迫観念に取りつかれた馬、偏執的なウォンバット(アナグマに似た有袋類)、自傷的なイルカ、認知症の犬などが
存在する。だが、彼らと住居や環境を共有するその他の動物たちが、同じ症状で苦しまないケースも少なくない。

 幸運にも他の動物は、われわれ人間と同じように、精神的な病にかかりやすいだけでなく、そうした病から回復する能力がある。
オリバーに関して、わたしはバリウム(精神安定剤)やプロザック(抗うつ薬)から行動矯正訓練に至るまで、米国のペットオーナーが
入手できるほとんどあらゆる治療法を試した。私はオリバーを救えなかったが、トラブルを抱えた動物の治療に成功した人もいる。

 ボストンのブリガム婦人科病院の精神科医マイケル・マフソン博士は、ボストン市のフランクリン・パーク動物園でゴリラの治療に
携わった。同博士は「最初に訪れた際、わたしは彼らが人間と全く同じように苦しんでいるのが分かった。誰かに話を聞く必要も
なかった。彼らの目、顔つき、態度をみるだけで分かった」と語る。




2 :Hi everyone! ★@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:08:51.96 ID:???0.net

>>1の続き)

■薬で治った動物園のゴリラ

 マフソン博士は、「気分障害」を患っているゴリラたちがしばしば、人間に効く抗うつ剤や統合失調症治療薬を投与されて非常によく効く
ことを発見した。同博士と同僚の獣医師たちは、米国とカナダの動物園をアンケート調査した。するとハルドル、バリウム、ゾフォフト、
アティバンといった抗精神病薬をゴリラに投与していると報告した動物園が約半数に達していたことが判明した。マフソン博士はその後、
他の動物園でも、抜毛癖や食糞癖のある類人猿を治療した。同博士は、人間の患者と同様に、抗うつ薬を処方しており、環境や日々の
習慣を変えるよう勧めている。

 トルコの山岳地帯で生まれた雄のヒグマ「アブディ」も、抗うつ薬で助かった。アブディは1992年生まれ。小さいときに狩人に母親を
撃たれ、ペットとして育てられた。アブディは2年間、短い鎖につながれて外に放置された。日光も雨も寒さも遮るものはない状態だった。
次に、小屋の中にあるコンクリート床の「おり」に移された。その後8年間に彼が見た光は、屋根のひびから漏れてくる光だけだった。
村人たちはアブディに餌を投げ入れたが、おりの中を掃除することも、アブディを外に出してあげることもなかった。

 こうした状況が10年以上続いた後、アブディはカラジャベイ熊保護区に保護され、施設に移された。施設の職員は他の熊たちに
引き合わせようとしたが、アブディは熊たちを見るとおびえ、ねぐらから出てこなかった。

 職員たちはアブディをより小さい囲いに移し、他の熊が見えるが、身体的には接触しないようにした。しかし、6カ月が過ぎても他の熊たち
にどうしようもなくおびえている状態だった。さらに心配なことに、ひたすら歩き続け、1日の大半を小さな丸を描くように歩いて過ごしていた。

 そこで職員たちは、アブディに抗うつ薬のフルオキセチンを投与することを決めた。6カ月間にわたり、毎朝、大好きなレーズンナッツパン
の中に隠して薬が投与された。徐々にではあるものの、何カ月もかかって、歩き回る癖が完全に収まった。薬への依存を断ち切るのに
数週間かかったが、その後、職員はアブディを28匹の熊のいる大きな囲いに放った。

 それから10年以上がたつが、アブディは現在、非常に元気だ。職員の1人は最近こう書いた。「長い社会化過程が成功し、ようやく
アブディは他の熊の仲間だと理解できたのかもしれない。われわれはアブディの過去の記憶を完全に消すことはできないが、今や
グループの一員だ」

■擬人化のリスク

 他の動物とわれわれ人間自身との間の類似点を認める場合、われわれは擬人化のリスク、つまり人間の感情や欲求を動物たちに
投影するリスクが常にある。しかし、われわれ自身の視点なくして動物の経験ないし動機を想像するのは不可能だ。こつは、うまく
擬人化すること、つまり彼らの行動や感情的な生活を彼ら自身の観点でできるだけ正確に解釈することだ。

 われわれの大切なペットの場合、例えば特定の来客に対する飼い猫の意見をもっと真剣に考慮し、飼い犬にもっと挑戦的な散歩を
させ、ハムスターに隠れる場所をもっと与え、いじわるなカメをタンクから排除することが必要なのかもしれない。

 動物たちに感情的、心理的なストレスを克服させることは、こちらが疲れ果てるし、費用が高く付く。そしてオリバーの経験で分かった
ように、胸が張り裂ける思いをする一方で気持ちが高揚することもある。私はそれ以外の方法を想像できない。

5 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:09:50.13 ID:CO/3IlAK0.net

人間に育てられて自分も人間だと思ってたのにゴリラだったら 
うつにもなるわ

12 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:13:26.08 ID:dWCGsySp0.net

抗うつ薬は鬱を治す薬じゃなく
ホルモンの分泌やらの状態を変化させる薬
なので体も脳も壊れるだけ
確率の低いギャンブルみたいなものであり、状態や体調が悪化するほうが断然多い

16 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:15:04.84 ID:lfGuDyH50.net

>>1

チンパンジーに抗鬱薬を飲ませてたら凶暴化して
顔面を滅茶苦茶に破壊された女性が昔いたな

21 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:17:20.62 ID:wZJYT8Wb0.net

病気に罹ったのでも無く. 環境に心が壊された結果宣告される「うつ」なのなら.
人間もゴリラも何も変わらない w 「うつ」は壊れた結果の「状態」を指すのなら.

48 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/10(火) 00:33:26.77 ID:ZvkJ9wob0.net

競走馬は胃潰瘍になるらしいねぇ
お馬さんも大変だ

49 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/10(火) 00:37:53.73 ID:9VbV5t1e0.net

人間よりゴリラのほうがクスリが効くんだな
人間って、こう鬱剤あんまり効かないじゃん。
それとも、人間の鬱とか統合失調って誤診なのかな?

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