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【バイオガス】東北大、生ゴミから出るエネルギーでお茶を沸かすカフェをオープン

1 :野良ハムスター ★@\(^o^)/:2014/06/27(金) 17:03:14.14 ID:???.net


東北大学大学院農学研究科は、生ゴミを原料にして作られたバイオガスによってお湯を沸かし、
観光客などにお茶を提供するカフェをオープンさせる。

このカフェは、東北復興次世代エネルギー研究開発プロジェクトの一つである「温泉熱を活用した生ごみからの
バイオマスエネルギー生産」の研究をベースに作られたもので、7月1日にオープンする。

お金の代わりに弁当箱程度の生ゴミをお客さんに提供してもらい、その生ゴミ内で嫌気性微生物がバイオガスを
生み出す仕組みとなっている。また、作物栽培に必要な液肥も生成されるため、これを無料で提供する。

同研究科は、バイオマスエネルギーや温泉熱エネルギーを楽しみながら体感できるスポットとして、
環境教育や地域活性化に繋がることを期待しているという。
http://www.zaikei.co.jp/article/20140627/201290.html

東北大学大学院農学研究科が7月1日にオープンするカフェの外観。
生ゴミを原料にして作られたバイオガスによってお湯を沸かし、観光客などにお茶を提供する
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2014062715430970big.jpg

生ゴミがお茶に!鳴子・温泉メタンカフェ"ene・cafe METHANE"オープン(東北大学プレスリリース)
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20140625_01web.pdf





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【生態学】魚を食べるクモ、少なくとも18種

1 :Cancer ★@\(^o^)/:2014/06/19(木) 23:07:58.48 ID:???.net

魚を食べるクモ、少なくとも18種

Katie Langin, June 19, 2014

 小さな魚の暮らしも楽ではないようだ。水中で天敵に狙われるかと思えば、人間が
釣り針で罠にかけようとする。時には空中から敵が襲いかかる。

獲物を捉えたハシリグモ。フランス領ギアナで撮影。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/fishing-spider-eating-01_80808_990x742_600x450.jpg

「魚釣りグモ」とも呼ばれる魚を食べるクモは、南極を除くすべての大陸に生息する。
特に、フロリダの湿地帯のような温暖で酸欠気味の水場に広く分布する。酸素が豊富な
水面近くに集まる魚を狙えるからだ。

 記載済みのクモは既に4万種を超えているが、そのうち少なくとも18種が魚を捕食すると
確認された。その中にはアメリカのシックス・スポテッド・フィッシングスパイダー
(six-spotted fishing spider、学名Dolomedes triton)、インドのポンド・ウルフ・
スパイダー(pond wolf spider、学名Pardosa peudoannulata)、そしてヨーロッパの
グレート・ラフト・スパイダー(great raft spider、学名Dolomedes plantarius)が
含まれる(学名のDolomedesは、ハシリグモ属を示す)。

 今回の研究はスイス、バーゼル大学のマーチン・ニッフェラー(Martin Nyffeler)氏と
オーストラリア、アルバニーにある西オーストラリア大学のブラッドレー・ピュージー
(Bradley Pusey)氏によって報告された。2人の生物学者は、魚を食べるクモに関する
文献やインターネット上の掲載を調査した。89の記録が見つかり、そのうち半分が未だに
科学論文として発表されていなかった。両者はそれらの記録を基に、クモが魚を食べる
という異様な行動の全容を把握した。

◆捕食の手順

 魚釣りグモは、池や沼地などの淡水域に生息し、巣を作る代わりに足を使って狩りを
する。中には泳いだり、潜ったり、水面を歩くクモもいる。

 半水生のクモは、「後ろ脚を石や植物にしっかりと固定して、前脚は水面に置く」と、
著者らは記す。そして獲物が来るのを待ち構える。水面に立つかすかな波や前脚に触れる
あらゆる刺激が攻撃の合図となる。

 動くものならほとんど何でも捉えようとする。多くの場合、水中に落ちた昆虫が彼らの
エサとなる。だが、時おり魚のような大きな動物を意図的に攻撃する。

 獲物を捉えると、力強い鋏角(きょうかく)を使って神経系を麻痺させる神経毒を
体内に注入する。

 そして魚の息が絶えると、死体を乾いた陸地へ運び、簡単に食べられるように体の
組織を液化する化学物質を注ぎ込む。





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55年前からの謎、月の裏側高地問題を解決

1 :Cancer ★@\(^o^)/:2014/06/11(水) 23:23:47.68 ID:???.net

55年前からの謎、月の裏側高地問題を解決

【2014年6月11日 Penn State University】

月の表側と裏側では、月の形成および進化の過程で地殻の厚みに差ができたため、裏側
には「海」が存在していないのだという研究成果が発表された。

月の裏側。クリックで拡大(提供:NASA)
http://www.astroarts.jp/news/2014/06/11moon/farside.jpg

「子供のころ初めて月球儀を見たとき、月の表と裏があまりに違うので驚いたことを
覚えています。裏側は山やクレーターだらけでした。一体海はどこにあるのか、それは
1950年代からの謎でした」(理論モデルを発表したグループの米・ペンシルバニア州立
大学所属 Jason Wrightさん)。

その謎は、旧ソビエト連邦が打ち上げた探査機「ルナ3号」によって月の裏側の画像が
史上初めてとらえられた1959年から、「月の裏側高地問題(Lunar Farside Highlands
Problem)」と呼ばれてきた。それまで誰も見ることができなかった月の裏側に、海が
存在しないことが初めてわかったのである。

月の起源については、地球が形成されて間もないころ、火星サイズの天体が地球に衝突して
破壊され、その破片から月が生まれたという考え(巨大衝突説)が広く受け入れられている。
地球と衝突した天体は、ただ高温となって溶けたのではなく、その一部が蒸発した。そして、
地球の周りを取り囲むように、岩石やマグマや蒸発した物質からなる円盤状の構造ができた。

さらに、形成されて間もないころの月は現在より10倍から20倍ほど地球に近かったと
考えられており、Wrightさんら研究グループでは、現在のように月がその表側を常に
地球のほうに向けるような軌道周期をすぐにとるようになった点に着目したのである。
月は地球よりかなり小さいため、冷えるのも早かった。そして、地球側に片方の面を
当初から向けていたために、月の表側だけが、摂氏2500度以上と高温だった地球からの
放射熱を浴びた。つまり、月の裏側はゆっくりと冷えていった一方で、表側はどろどろに
溶けたままだったのだ。

この表と裏の温度変化が、月の地殻の形成に重要な役割を果たした。月の地殻には、アルミ
ニウムやカルシウムなど蒸発しにくい物質が密集している。「蒸気が冷えはじめたとき、
最初に降り積もった物質はアルミニウムとカルシウムでした」(研究グループのSteinn
Sigurdssonさん)。月の表側はまだ高温だったため、アルミニウムとカルシウムは冷たい
月の裏側の大気中で凝縮した。それから数千年、数百万年経ち、それらの物質は月のマントル
中でケイ酸塩と結合して斜長石を形成。そして、それが最終的に表面に移動して、地殻が
形成されたという。つまり月の裏側の地殻は、より鉱物が多く、より厚くなったのだ。

今では月は完全に冷えて、表面下も融解してはいない。形成間もないころ、大きな天体が
月の表側に衝突、さらに地殻にまで達して、大量の玄武岩質溶岩が放出され、現在見られる
ような月の海が形成された。一方、裏側に衝突したほとんど天体は、厚い地殻に穴を開ける
ことはなかったため玄武岩質溶岩が噴き出すこともなく、谷やクレーターや高地が作られる
のみだったのである。




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